トラックドライバーの給料構成
基本給は低め、手当で稼ぐ
運送会社の求人情報をみると「月収38万〜50万円稼げます」という誘い文句がたくさんあります。基本給は20万円以下の会社もまだまだ多いです。
時間外手当
トラックドライバーは1日9時間まで運転できますが、積むまでの待ち時間や卸すまでの待ち時間等も長く、1日12時間以上の拘束になってしまうこともあります。毎日2−3時間の時間外手当はつくことになります。
僕自身、基本給20万円+時間外手当20万円=40万円だったことがあります。
深夜手当
当然ながら、昼間の運行よりも夜間の運行のほうが手当が高くなります。25%割増賃金が適応されます。
調整手当や評価手当
運賃や売上によって手当がつくことが多いです。いわゆる歩合制ですね。
バラ積みやバラ卸し手当がつく会社もあります
その他手当
通勤手当としてガソリン代を一部支給してくれる場合や、通勤時の高速道路料金を負担してくれる会社もあります。
皆勤手当や無事故手当等、会社独自の手当を用意してくれているところもあります。
ボーナス(賞与)はないところが多い
大手企業の場合は賞与があることが多いですが、中小規模の運送会社では賞与自体がない場合もあります。
2月や祝日が多い月は給料が少なくなりがち
2月はうるう年を除いて28日しかないうえ、建国記念の日と天皇誕生日があります。祝日は倉庫がお休みのことが多く仕事がない場合もあります。
大型トラックで稼ぐには
運送会社の給料体系を踏まえて稼ぐ方法を考えてみましょう。
稼ぎたい旨を会社に伝えて運賃の高い仕事に変えてもらう
会社にもよりますが、希望の給料に近づけるように運行メニューを変えてくれる場合もあります。僕も近距離の地場から、長距離のフリーに変えてもらい給料UPしました。
フリー便よりも路線便の運転をする
路線便はコースが決まっているので、「帰りの荷物がまだ決まっていない…」ということはありません。その分運賃も安定するところがいいことです。
急には休めない長距離の路線便
先の運行予定が決まっているので、自分が休みたい日がある場合は1週間分の代走をお願いしないといけないです。事前にしっかり調整や相談が必要です。
宿泊を伴う運行をする
宿泊を伴う長距離貨物運送の場合、休息時間や拘束時間の例外が認められます。
拘束時間の上限時間を延長でき、休息時間も最低8時間にすることができます。

通勤時間が不要になるので、運行終了したらすぐに休息をとれますね。
詳しくは以前の投稿を御覧ください。
夜間の運行をする
夕方に積み込みし、翌朝に卸す便を運行することが多いです。卸したら日中に寝てまた夕方にスタートです。完全に昼夜逆転の生活になります。
稼げるけど体にはあまりよいとは言えませんね。
転職する
給料や手当のよい運送会社に転職するのももちろんですが、運送会社によっては取り扱っている仕事が異なる場合もあるため、長距離を扱っている会社に転職したり、稼げる地場がある会社に転職したり、給料UPにつなげることもできます。
さいごに
トラックドライバーといっても、働き方は様々です。自分のライフスタイルに合った働き方を選択できるのもトラックドライバーの強みです。参考になれば嬉しいです。



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